栄養と食糧
Online ISSN : 1883-8863
ISSN-L : 0021-5376
食品中のフォスファターゼに関する研究 (第5報)
小麦粉中の酸性フォスファターゼの分離
戸田 準中谷 弘実和田 正三
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1966 年 19 巻 3 号 p. 175-179

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抄録

小麦粉中にはDEAE-セルロース・カラム・クロマトグラフィーによって相互に分離される酸性フォスファターゼが, すくなくとも3種類存在する。これらはいずれも, その基質特異性, 金属イオンの影響などのちがいによって区別できる。これらのうち, 主として5′-リボヌクレオチドの安定性に関与する酸性フォスファターゼはMg++, Zn++, Cu++, Co++, Ni++により活性化され, Ca++により阻害される。他の2つの酸性フォスファターゼはいずれもZn++およびCu++により阻害される。

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© 社団法人日本栄養・食糧学会
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