18%カゼイン・パターン, 宮崎パターン, Rama Raoパターンのそれぞれ3つの純アミノ酸混合について同腹のネズミを用い, これを3群に分け1群はもとのパターンそのままの混合で, 他の2群にはグルタミン酸の一部を等N量のグルタミンでアスパラギン酸の一部を同様等N量のアスパラギンでおきかえ, あるいはさらにagar gelにして尾長, 体重の発育ならびに飼料摂取量を6週間にわたって観察した。 その結果はもとのパターンそのままのアミノ酸混合に比べアスパラギンまたはダルタミンあるいは両者を加えたものの方が尾長, 体重の発育について平均値の上ではややすぐれた傾向を示した (その差は統計上有意というほどのものではなかった) 。 しかしさらにこれをagar gelの状態にしてもその効果は見られなかった。