栄養と食糧
Online ISSN : 1883-8863
ISSN-L : 0021-5376
白ネズミの血清コレステロールおよび血清トリグリセリドに及ぼす砂糖の影響
尚 弘子山城 幾子
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1972 年 25 巻 6 号 p. 462-465

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抄録

白ネズミの血清コレステロールおよび血清トリグリセリドに及ぼす白糖および黒糖の影響について観察した。
(1) 100~130g Wistar系白ネズミに糖質としてI群は100%コーンスターチ, II群は100%白糖, III群は100%黒糖, IV群は100%白糖を与え, I, II, III群には油脂 (大豆油4: 肝油1) 5%を混入, IV群は油脂を添加せずそれに相当する分, 白糖をふやして32日間飼育した。
(2) 血清コレステロール値はIV群が一番高く, 次いでII群, III群, I群の順に低くなっており, いずれにも1%水準の有意差が認められた。蔗糖%の高い白糖群は黒糖より高い値を示した。
(3) 血清トリグリセリドは, II群が一番高く, 次いでIII群, IV群, I群の順に低くなっており, I, IV群間には有意差は認められなかったが, II, IV群間には1%水準の有意差が認められ, 飼料中の油脂の血清トリグリセリド値へ及ぼす影響は糖より大きかった。

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© 社団法人日本栄養・食糧学会
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