栄養と食糧
Online ISSN : 1883-8863
ISSN-L : 0021-5376
シイタケの栄養に関する研究 (III)
薄層クロマトグラフィーによるシイタケ中のエルゴステロールの定量
小野 忠義杉浦 渉松岡 憲固有本 邦太郎
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1973 年 26 巻 9 号 p. 547-550

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抄録

1) TLCによるシイタケ中のエルゴステロールの定量法を定め, 吸着剤KieselgelGを用い, 展開剤はベンゼン・アセトン・クロロホルム (10: 1: 1) で回収率は99.4±6.2%で定量条件に適した。
2) エルゴステロールの比色定量法において呈色条件, 検量線, 呈色後の安定性を検討した結果, 硫酸と酢酸の比が3: 1にしたものを呈色試薬とし, 20分後472mμで測定する条件を得て, 300μgまでが定量範囲であった。
3) シイタケ中のエルゴステロールの分布は菌褶部が多く, ついで菌柄部, 菌傘部の順で生試料1g当りの含量はそれぞれ633, 524, 433μgであった。

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© 社団法人日本栄養・食糧学会
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