栄養と食糧
Online ISSN : 1883-8863
ISSN-L : 0021-5376
食餌摂取後の血漿, 筋肉および肝臓の遊離アミノ酸濃度の変化
川野 澄江神立 誠
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1974 年 27 巻 3 号 p. 117-123

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抄録

18%カゼイン食給与後絶食させた白ネズミの血漿, 筋肉および肝臓の遊離アミノ酸濃度を測定した。血漿ではほとんどのアミノ酸は食後4時間ですでに著しい上昇を示し, 食餌アミノ酸の吸収時 (食後4~12時間) には吸収後 (24時間) の濃度の2~6倍の濃度を示した。また, 吸収時における変化のパターンは, カゼインのアミノ酸組成を反映していた。筋肉においても吸収時に遊離アミノ酸濃度の増加が認められた。これに比して, 肝臓では可欠アミノ酸, リジン, ヒスチジンおよびスレオニンには著しい上昇が認められたが, 分岐鎖アミノ酸, 芳香族アミノ酸およびアルギニンにはほとんど上昇が認められず, 食餌アミノ酸組成との対応は明らかでなかった。

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© 社団法人日本栄養・食糧学会
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