栄養と食糧
Online ISSN : 1883-8863
濾紙電気泳動によるカドミウムのグルタミン酸錯体生成量の測定
上崎 武男後藤 たへ
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27 巻 (1974) 4 号 p. 165-167

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抄録

109Cdをトレーサーとして用いてカドミウムとグルタミン酸との間に生成する錯体について濾紙電気泳動法により研究した。 得られた結果をすでに報告されているグルタミン酸とカドミウムとの間に生成する錯体の生成定数の値と比較し考察を行なった。 たとえばグルタミン酸 (H2L) 濃度0.1M pH6の溶液中において, カドミウムの化学種の組成はCd2+52.42%, CdL46.75%, CdL22-0.83%であるという結果が得られた。 このことはイカ肝臓中のCdが酸性アミノ酸のグルタミン酸とcomplexを形成し, 白ネズミの発育・栄養状態にほとんど悪影響を及ぼさなかった一要因と推察される。

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© 社団法人日本栄養・食糧学会
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