栄養と食糧
Online ISSN : 1883-8863
ISSN-L : 0021-5376
黒緑豆もやしの各種プロテアーゼについて
四十九院 成子吉田 恵子福場 博保
著者情報
ジャーナル フリー

1981 年 34 巻 4 号 p. 373-378

詳細
抄録

1) もやし原料豆である黒緑豆種子のプロテアーゼの検索を行ない, APase, BAPAase, LNAase, CPaseの4種のプロテアーゼ活性の存在することを明らかにした。
2) 発芽による各酵素活性の変動を求めると, APase, LNAaseは発芽2日目に, CPaseは6日目にそれぞれ最大値を示した。一方BAPAaseは実質的な変化は示さなかた。
3) 粗酵素液を調製し各酵素活性の諸性質を求めた。至適pHは, APaseが4, BAPAaseが8~9, CPaseが6, LNAaseは7であった。またAPaseはペプスタチン, BAPAaseはDFP, PMSF, CPaseはDFP, PCMBによって阻害された。LNAaseには効果的な阻害剤は認められなかった。その他安定pH, 至適温度, 熱安定性についても検討した。
4) 黒緑豆の耐熱性プロテアーゼインヒビターは, 検出した4酵素活性のうちとくにBAPAaseをよく阻害した。

著者関連情報
© 社団法人日本栄養・食糧学会
前の記事 次の記事
feedback
Top