1982 年 35 巻 6 号 p. 391-396
食物タンパク質を生理的に評価する一方法として, Single time feedingによる血中尿素態窒素濃度測定法の漂準化を次のとおり行なった。
体重約100gの雄ラットに10%および5%タンパク質飼料を, 1日2時間, 12日間にわたり与え, 最終日給餌終了後, それぞれ4時間および2時間後に, 血しょう中尿素態窒素濃度を測定した。
この方法を49種類の食品ならびに31種類の献立食品に適用した結果, 血中尿素態窒素濃度が, 同じ食品飼料について得られたPERと高い逆相関関係を示すことを知った。