1957 年 9 巻 6 号 p. 303-305
1. 単独ミキサー処理の場合には林檎のような褐変し易い果実類, 及び胡瓜等のアスコルピン酸酸化酵素の強い野菜類に於てCの酸化が著しく, 蜜柑, トマト, ほうれん草, 大根等では殆ど破壊されなかつた。
2. 混合ミキサー処理の場合には単独処理によりCの酸化が著しいものとの組合せはCの損失を来す。併し蜜柑は適当な割合に混合処理すると単独処理によるCの破壊を防止した。
3. 食塩によるCの酸化防止は果実類では効果が認められたが, 野菜類では余り効果がなかつた。