日本栄養・食糧学会誌
ラットの果糖誘導性高脂血症に及ぼすスピルリナ (Spirulina platensis) の影響
岩田 多子稲山 貴代加藤 敏光
著者情報
ジャーナル フリー

40 巻 (1987) 6 号 p. 463-467

詳細
PDFをダウンロード (883K) 発行機関連絡先
抄録

Wistarラットに高フルクトース食を摂取させることによって, 実験的に高脂血症のラットを作成し, ラットの脂質代謝に及ぼすスピルリナの効果について観察を行った。
3週齢, 平均体重44~46g, 雄のWistarラットを4週間飼育し, 68%の割合でフルクトースを含む高フルクトース食を基本食としてHF群に投与し, 5, 10, 15%の割合でスピルリナを添加した飼料を5S群・10S群・15S群にそれぞれ投与した。
高フルクトース食で飼育することによってHF群の血漿脂質は, 標準食群に対し有意の差で上昇を示した。このHF群に対しスピルリナを投与した5S群・10S群・15S群は, 血漿中のコレステロール, 中性脂肪およびリン脂質がいずれも有意の差で低値を示し, 上昇抑制作用が観察された。
肝臓中の脂質は, HF群と5S群・10S群・15S群の間では, 有意の差はみられなかった。

著者関連情報
© 社団法人日本栄養・食糧学会
前の記事 次の記事

閲覧履歴
feedback
Top