日本栄養・食糧学会誌
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低分離大豆タンパク質飼料による離乳期ラット肝臓のγ-Glutamyltransferase遺伝子発現の変化
広井 祐三岡 達三谷口 己佐子
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50 巻 (1997) 4 号 p. 261-265

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抄録

離乳直後のウイスター系雄性ラットを固型飼料, 10%カゼイン飼料, 10% SPI飼料, さらにメチオニンまたはシスチンを含む10% SPI飼料で3週間飼育して, 低分離大豆タンパク質飼料による肝臓γGT活性の上昇のメカニズムについて次の結果を得た。
1) SPI飼料群のγGT活性はカゼイン飼料群と比較すると, 3週間でカゼイン飼料群の約5倍に上昇した。この活性上昇はメチオニンのSPI飼料への添加でカゼイン飼料群と同じレベルまで抑制されるが, シスチン添加は抑制の効果がなかった。このことは, 飼料中のメチオニン含量の低さが活性の上昇の抑制に関与していることを示唆している。
2) ノーザンプロットおよびドットプロットの結果より, SPI飼料によるγGT活性の上昇はγGT mRNA量の増加を伴うことが示唆された。

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