日本栄養・食糧学会誌
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「鰹だし」の風味を添加した高炭水化物食が高脂肪食の摂取量に及ぼす影響
川崎 寛也金森 弓枝伏木 亨
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2002 年 55 巻 2 号 p. 79-84

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抄録

高炭水化物食 (HC diet) と「鰹だし」の風味を付加した高炭水化物食 (だし食; BF diet) とのマウス (ICR系雄, 5週齢) による24時間選択実験においてだし食が有意に好まれたことから,「鰹だし」の風味は高炭水化物食の嗜好性を高める作用があることが示唆された。また, 高脂肪食 (HF diet) と高炭水化物食を同時に与えて自由に選択させた群 (HC & HF群), 高脂肪食とだし食を同時に与えて自由に選択させた群 (BF & HF群) の2群において, BF & HF群はHC & HF群に比べて高脂肪食の摂取量が有意に減少した。以上の結果より,「鰹だし」の風味は高炭水化物食の嗜好性を高める効果があり,「鰹だし」の風味を添加した高炭水化物食は同時に与えた高脂肪食の摂取量を減少させたことが示唆された。

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