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神経治療学
Vol. 33 (2016) No. 1 p. 53-56

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http://doi.org/10.15082/jsnt.33.1_53

原著

持続性片側頭痛(hemicrania continua;HC)はindomethacinが絶対的に反応する三叉神経・自律神経性頭痛の1型である.HCはindomethacinを中止すると再発し,長期投与を必要とする症例が多いが,indomethacinの連用により,めまい,胃腸障害などの副作用による忍容性の低下や長期投与に伴う胃腸障害や腎障害などの重篤な副作用も指摘されている.われわれは国際頭痛分類第3版β版で診断されたHC患者8例のindomethacinまたはindomethacin farnesilによる寛解後の症状の推移およびこれらの薬剤の投与量や併用薬につき検討した.2例は経過中に中止することができた.減量困難な6例に対して,本邦で神経障害性疼痛や片頭痛予防薬として使用されているpregabalinやtopiramateを併用し,indomethacinまたはindomethacin farnesilを1例で中止,4例で減量することができた.本邦でのindomethacin投与量は欧米よりも少量であるが,indomethacinの長期投与が必要であるHCに対して,忍容性の低下や重篤な副作用の回避をするため,pregabalinやtopiramateなどの併用投与を検討していく必要があると考えられた.

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