知能と情報
Online ISSN : 1881-7203
Print ISSN : 1347-7986
ISSN-L : 1347-7986
ショートノート
主観的認識推論システムの公理化
森川 治
著者情報
ジャーナル フリー

2009 年 21 巻 5 号 p. 905-912

詳細
抄録

D.Schwartzは,“明白に信じる”,“強く信じる”,“かなり合理的に信じる”,“なんとなく信じる”,“信じるも信じなくもない”,“なんとなく信じない”,“かなり合理的に信じない”,“強く信じない”,“明白に信じない”を取り扱う主観的認識推論システムを提案した.しかし,公理化は未解決問題としている.本論文では,多値論理を使ってD.Schwartzの主観的認識推論システムの公理系を与え,健全性定理および完全性定理を証明する.また,D.Schwartzとは異なる意味論(クリプケ(Kripke)モデル)を定義し,公理系を与え,健全性定理および完全性定理を証明する.

著者関連情報
© 2009 日本知能情報ファジィ学会
前の記事 次の記事
feedback
Top