知能と情報
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原著論文
SPEA2を用いた既存学校建築リノベーションの設計支援システムに関する研究
林 将利永井 拓生新谷 眞人
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2011 年 23 巻 4 号 p. 438-446

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抄録

本論文では,既存学校建築のリノベーション設計支援システムを提案する.既存学校建築の多くは,耐震性の問題と建築計画上の機能的な問題を有している.これらの問題を同時に解決するため,多目的遺伝的アルゴリズムを用いた設計支援システムを提案する.本手法の対象として,実在する既存学校建築と地域や児童数などの背景を考慮し,(i) 余裕教室を利用した躯体維持モデル,(ii) 既存校舎を利用した躯体増築モデル,(iii) 廃校施設を利用した躯体減築モデルの3種類を設定する.これらのモデルに対しそれぞれ耐震性および計画的要求を考慮したリノベーションの最適化問題を定式化し,既存学校建築のリノベーション要求に適合する複数の設計可能な解を提示することを目的とする.

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© 2011 日本知能情報ファジィ学会
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