大阪大学大学院基礎工学研究科
2012 年 24 巻 1 号 p. 601-615
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古典的な協力ゲームの理論では,すべての提携に対してそれらの提携の得る利得はわかっているものと仮定している.しかし,現実の問題では,いくつかの提携に対する利得がわかっていないことが多い.本研究では,提携値に関する情報が不完備な協力ゲームについて考察する.不完備情報協力ゲームに関するいくつかの概念を提案するとともに,個人提携と全体提携の値のみが与えられる協力ゲームの解概念について考察し,プレイヤーが参考にすると考えられる焦点解を示す.
日本ファジィ学会誌
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