知能と情報
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ショートノート
遺伝的アルゴリズムを用いた精神関連疾患による不登校児童生徒の診断基準作成システム
村田 裕章南保 英孝木村 春彦梶原 荘平
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2012 年 24 巻 4 号 p. 895-900

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抄録

精神関連疾患は不登校の長期化の原因の一つであり,適切に対処することで,長期化を防ぐことが可能だと考えられる.しかし,そのための診断・治療ガイドラインが確立されていない.そこで,本研究では精神関連疾患による不登校児童生徒の診断基準を作成するシステムの構築を目的とする.提案システムでは,遺伝的アルゴリズムを用いて,児童生徒に関する情報(質問項目とその回答)を入力すると精神関連疾患を診断する基準を作成する.評価実験の結果,遺伝的アルゴリズムを使わない手法に比べ,約5%の診断率が向上し,提案システムの有効性が確認できた.

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© 2012 日本知能情報ファジィ学会
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