日本口腔腫瘍学会誌
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舌扁平上皮癌における頸部リンパ節への転移予測因子について
黒川 英雄山下 善弘松本 忍高橋 哲
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2001 年 13 巻 Suppliment 号 p. 307-311

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抄録

1981年から1996年までに外科療法を行った舌扁平上皮癌57症例 (N0症例) について, 後発頸部リンパ節転移と臨床病理学的な横因子との関連について検討した。
1) 後発頸部リンパ節転移は57例中11例 (19.3%) に発現していた。原発巣の腫瘍最大径, 原発巣の深さ, 脈管侵襲の有無, 組織学的悪性度評価が後発頸部リンパ節転移の発現に関連していた。
2) 原発巣の深さが4mm以上で, 腫瘍最大径が30mm以上, かつ組織学的悪性度評価が17点以上の高悪性型の症例では後発頸部リンパ節転移が高率に発現しており, これらの症例では予防的頸部郭清術の必要性が示唆された。

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