日本口腔腫瘍学会誌
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動注, 放射線同時併用療法が奏効した舌進展癌の1例
双木 均関山 三郎星 秀樹古内 秀幸武田 泰典中里 龍彦
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2003 年 15 巻 4 号 p. 205-211

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抄録

今回われわれはStageIVの舌癌に対し動注化学療法と放射線照射同時併用し, 良好な経過を得たので報告する。患者は67歳の男性。左側舌縁の違和感を主訴に来院。左側舌下面, 舌縁, 舌背にかけて不正形の潰瘍を伴う58×50mm大の腫瘍を認め, 舌尖部は右側に翻転し, 硬結は正中から口底部にまで及んだ。大腿動脈からのSeldinger法よりCBDCA (総量900mg) と放射線療法 (Linac 60Gy) を行った。一次治療後臨床的に腫瘍は縮小, 消失し, 経過観察後のPositoron emission tomographyによる機能的画像診断による治療効果評価でもCRと判定した。
現在, 退院後3年6か月経過しているが再発転移なく経過良好である。

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