大分医科大学歯科口腔外科学教室
1992 年 4 巻 1 号 p. 17-22
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32歳男性の右上頸部皮下に多結節性に再発を来した多形性腺腫の1例を報告する。再発の原因は, 前回手術時の腫瘍の取り残し及び術中播種と考えられた。腫瘍切除は上頸部郭清術に準じ, 前回手術の瘢痕を含む上頸部から下頬部にかけての皮膚, 広頸筋, 顎二腹筋の一部, 顎下腺及び顎下三角内の他の組織を腫瘍と共に一塊として切除した。また術後補助的にUFTを総量56000mg投与した。現在術後4年4ヶ月を経て, 副作用及び再発の兆候はなく経過良好である。
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