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日本小児アレルギー学会誌
Vol. 22 (2008) No. 5 P 795-802

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http://doi.org/10.3388/jspaci.22.795

原著

【目的】栃木県の小児喘息治療の現状(患児の症状,患児および保護者の QOL,等)を知り,今後の治療に役立てる.
【方法】調査は栃木県内小児科の医院および病院に来院した喘息児および保護者を対象とし,2002年と2006年の同時期に実施した.患児の症状,患児および保護者の QOL を自己記入式アンケートにて調査し,併せて医師より患児の背景および使用薬剤を調査した.
【結果】2002年,2006年各々1487例,1058例の調査回答を得た.患児の症状では,発作や喘鳴の頻度が2002年と比べて2006年の方が有意に少なかった(p<0.05).また,患児および保護者の QOL も2006年の方が良好であった.両年での使用薬剤は,ICS が28.0%→44.7%,LTRA が53.3%→70.3%と増加していた.
【結語】喘息児に対する治療として ICS と LTRA による長期管理が行われており,喘息症状および QOL の改善に効果を発揮している可能性が高いことが考えられた.今後,これら長期管理薬による治療の更なる普及が望まれる.

Copyright © 2008 日本小児アレルギー学会

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