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日本小児アレルギー学会誌
Vol. 26 (2012) No. 1 p. 37-45

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http://doi.org/10.3388/jspaci.26.37

シンポジウム5 気道過敏性(獲得と経過)

気道過敏性をはじめとする気道炎症の発症や病態形成には,2型ヘルパーT(Th2)細胞によるタイプ2免疫反応が深く関与しており,Th2細胞とその活性化に伴って産生されるサイトカインによって好酸球,好中球,マクロファージ,気道平滑筋の活性化が誘発されると考えられている.しかしながら,炎症状態における細胞の機能獲得や関与する分子群(サイトカイン,ケモカイン)の解析が詳細に行われているにもかかわらず,このような炎症状態に陥るメカニズムには不明な点が多く,特にトリガーとなり得る初動反応についてはほとんど明らかにされていない.我々はナチュラルキラーT(NKT)細胞の中に炎症惹起に関与する亜群が存在することを明らかにした.本稿では,新しく同定されたこの炎症性NKT細胞の機能の獲得並びに病態形成メカニズムについて,他の最新の知見を交えながら紹介する.

Copyright © 2012 日本小児アレルギー学会

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