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日本小児アレルギー学会誌
Vol. 26 (2012) No. 4 p. 659-663

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http://doi.org/10.3388/jspaci.26.659

食物アレルギー診療ガイドライン2012

食物アレルギーの多くは加齢に伴い耐性獲得される.早期に耐性が獲得されるかは,食物アレルゲンの種類,他の食物アレルギー合併の有無,他のアレルギー疾患の有無,特異的IgE抗体の量によって,影響される.
一般的に,鶏卵,牛乳,大豆アレルギーは耐性獲得しやすく,そば,ピーナッツ,ナッツ類,甲殻類,魚類は耐性獲得しにくい.複数の食物アレルギーを有する場合,他のアレルギー疾患を有する場合,アナフィラキシーの既往がある場合は耐性獲得しにくい.ピーク時の特異的IgE抗体が高値の場合も耐性を獲得しにくいといった傾向がある.一旦,耐性が獲得されたあとも,再発することがある.今後,耐性獲得,再発を含めた自然経過に関する大規模な調査研究が実施され,耐性獲得に関する精度の高い指標が確立されることが期待される.

Copyright © 2012 日本小児アレルギー学会

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