日本小児アレルギー学会誌
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会報
日本小児アレルギー学会の記録―第11期,第12期(2008-2014)の記録―
近藤 直実
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2015 年 29 巻 1 号 p. 133-139

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抄録

前回,退任の挨拶を掲載させていただきました.今回は,日本小児アレルギー学会の記録として第11期,第12期(2008-2014)の主な出来事の記録を表にまとめました.この表には記載しませんでしたがさらに種々の出来事もありました.本学会としてのこれらの対応については,中には,理事長職や事務局として相当の時間と労力を費やすこともありました.西間元理事長,森川前理事長はじめ多くの学会員の皆様に種々の角度からご協力をいただき乗り切ることができましたことを,ここに厚くお礼申し上げます.医学の学会の最重要な事項として,学会運営はもちろんですが,医療レベルの向上と質の高い学術研究の発信を通しての社会と世界への貢献があります.学術研究についても理事長として公私の立場から常に心がけてきたところです.表のうち,ガイドラインおよび主な学会関連論文の項には,まずは,学会が直接関わった各種のガイドラインや論文や補助を受けた厚労科研費を記載し,さらに学会員主導あるいは関わったNaSNELC級の論文(ナスネルク,Natureシリーズ,Science, NEJM, Lancet, Cell,近藤による,2005)を調べ得た範囲で掲載しました.なお,今回は表には,JACI, CEA, PAI, AIなどは学会が直接関わった論文以外は記載しませんでしたが,学会員主導による質の高い論文の掲載が多数ありました.今後とも,日本の小児アレルギーおよび関連の分野(日本小児アレルギー学会の英文名はThe Japanese Society of Pediatric Allergy and Clinical Immunology, JSPACI)から極めて質の高い基礎研究や臨床研究の成果が世界に発信され,世界と患者さん方に大いに貢献できるように,本学会会員からJACIなどはもちろんですが,さらに先述のbig journalへの掲載も大いに期待しております.

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© 2015 日本小児アレルギー学会
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