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日本小児アレルギー学会誌
Vol. 29 (2015) No. 5 p. 718-723

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http://doi.org/10.3388/jspaci.29.718

臨床研究の進め方

生物統計のコンサルテーションを行っていると,「このデータのp値を計算してください」,ひどいときには「学会発表をするのでこのデータで有意差をつけてください」という相談がある.統計解析を,統計ソフトでp値を計算すること,グラフにエラーバーを書き込んで有意差マーク★印をつけること,と思いこんでいる研究者が少なくないようである.このように,臨床医学の世界では,「有意症(significantosis)」というものが蔓延している.有意症の予防・治療法は,統計的仮説検定及び区間推定を正しく理解することである.本稿では,推定や統計的仮説検定の解釈に重点を置き,これらの手法を用いた医学・薬学データの統計解析について概説する.

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