18 巻 (2004) 5 号 p. 560-565
ヨウレチン (lecithin-bound iodine; LBI) は臨床的に小児気管支喘息の治療薬として有効であることが既に報告されている. In vitro でヨウレチンはダニ抗原刺激を受けた患児リンパ球の interleukin-4 (IL-4) 産生を抑制し, interferon-γ(IFN-γ) 産生を増強した. さらにヨウレチン内服8週間後の患児リンパ球のIFN-γ産生能は治療前のリンパ球のそれよりも亢進していた. IL-4産生能は有意な変化を認めなかった. ヨウレチンはTh1サイトカインの代表であるIFN-γ産生を増強することにより, 気管支喘息症状を軽快させている可能性が示唆された.