小児歯科学雑誌
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乳歯根尖性歯周炎からのanginosus group streptococciの分離
村田 広美有田 憲司西野 瑞穗
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2002 年 40 巻 5 号 p. 768-774

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抄録

永久歯の感染根管による閉塞性膿瘍からanginosus group streptococciが高率に分離されるという報告はあるが,乳歯根尖性歯周炎から同菌が分離されたという報告は,著者らの調査した限りではみあたらない。本研究の目的は,乳歯根尖性歯周炎においてanginosus group streptococciがどの程度の頻度で分離されるかを明らかにすることである。
3歳10か月から9歳6か月までの小児の乳歯7症例の根管(3症例),または閉塞性膿瘍(4症例)から採取した膿検体について,レンサ球菌同定用キットであるストレプトグラム®(和光純薬)と16S rRNAシーケンス解析を併用し,anginosus group streptococciの分離同定を行った。その結果7症例中5症例(71.4%)にanginosus group streptococciを検出した。

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© 一般社団法人 日本小児歯科学会
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