71 巻 (2005) 7 号 p. 931-935
本研究では, 焼入れ処理を施された高強度焼結鋼の穴加工方法を見出すことを目的として, 適切なドリル形状および加工法などについて検討を行った. その結果, 市販超硬ドリルでは切削熱による熱膨張によってドリルが締め込まれる状況になり, ドリルは折損する. ドリルの折損を防止するためには, ドリルのバックテーパを大きくし, 冷却性と潤滑性の高い切削油剤を用いて加工すれば, 超硬ドリルで穴あけが可能である. また適切なシンニングを施せば, 高能率化が図れる.