日本体育学会大会予稿集
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第67回(2016)
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一般研究発表(09) 体育方法
09方−26−口−29 中長距離走パフォーマンスと総合的な体力要因の関係
*辻 俊樹鍋倉 賢治
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p. 251_2

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抄録

 中長距離走のパフォーマンスを向上させるためには、有酸素性能力を高めることが重要である。しかし、中盤の競り合い、終盤のスパート局面を考慮すると、種目特異的な体力だけでなく、総合的な体力を高めることも重要である。したがって本研究では中長距離選手を対象に有酸素性能力の測定に加えて、その他の体力を網羅的に評価するコントロールテストを実施して、パフォーマンス向上に必要な体力を明らかにすることを目的とした。被験者は大学陸上競技部に所属する中長距離走者21名とした。有酸素性能力の測定のために漸増負荷テストを実施した。コントロールテストの種目は、60 m走、立幅跳、立五段跳、垂直跳、メディシンボール投げ(前後方) 、1RMテスト(ベンチプレス)及び40秒ウィンゲートテスト、を実施した。それぞれのテストで得られた測定項目と、各被験者の専門種目のシーズンベスト(SB)の関係を検討した。有酸素性能力だけでなく、コントロールテストの半数程度の測定項目と、1500 mのSBとの間で有意な相関関係が認められた。本研究の結果から、有酸素性能力だけでなく総合的な体力要素を高めることが重要であると示唆された。

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© 2016 一般社団法人 日本体育学会
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