日本体育学会大会予稿集
Online ISSN : 2424-1946
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第67回(2016)
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一般研究発表(09) 体育方法
09方−26−ポ−11 国内トップレベル男子シニア長距離走者のパフォーマンスとスプリント能力の関係
*山中 亮大沼 勇人大家 利之萩原 正大鈴木 康弘
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p. 260_2

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抄録

 【背景】エリート長距離走者のパフォーマンスは、最大酸素摂取量などの有酸素性能力だけでは説明できないことが示唆されている。本研究では、エリート長距離走者が発揮する長距離走のパフォーマンスに対して、スプリント能力及び筋パワーが重要な因子となるのかを検討することを目的とした。【方法】本研究では、7名の国内トップレベルの男子シニア長距離走者(最大酸素摂取量:68.7 ± 2.4 ml/kg/min)を対象に測定を実施した。本研究では、競技会における5,000m走の自己最高記録を長距離走者のパフォーマンスとした(13:33.68 ± 0:10.79)。スプリント能力の測定として、60m走及び100m走を実施した。また、筋パワーの測定として、立ち五段跳びを実施した。【結果】5,000m走の自己最高記録は、最大酸素摂取量との間に有意な相関関係が認められなかったが、60m走及び100m走時の最高走速度と、そして、立ち五段跳びとの間にそれぞれ有意な相関関係が認められた。【結論】本研究の結果から、エリート長距離走者が高いパフォーマンスを発揮する背景には、高い有酸素性能力を有することに加えて、高いスプリント能力及び筋パワーも重要となる可能性が示唆された。

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© 2016 一般社団法人 日本体育学会
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