日本体育学会大会予稿集
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第67回(2016)
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一般研究発表(09) 体育方法
09方−26−ポ−22 バスケットボール競技におけるピリオド毎の得点と勝敗の関係
*中嶽 誠木藤 友規
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p. 264_1

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抄録

 バスケットボール競技は一定の競技時間内で得点を争う。その競技時間は、2001年より前半20分・後半20分から、10分のピリオドを4回行うことに変更となった。そして最終結果(第4ピリオド)で勝利を収めるために、ピリオド毎での繊細な戦術により試合を進めることが要求されるようになった。我々は、FIBAワールドカップ、NBL(日本リーグ)、関東大学選手権大会、全国高校選抜優勝大会の異なるカテゴリーにおいて、ピリオド毎の勝敗と最終結果の関係を調査した。その結果、どのカテゴリーにおいても第1ピリオドに勝利しているチームが約70%の確率で最終結果に勝利を収めていることがわかった。さらにピリオド毎の得点数を調査した結果、第1ピリオドと比較して、第2ピリオドには得点が減少し、第4ピリオドに増加する傾向がすべてのカテゴリーに見られた。以上のことは、ピリオド毎における戦術を考える上での一助となることが示唆された。

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