日本体育学会大会予稿集
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第67回(2016)
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一般研究発表(11) 体育科教育学
11教−24−口−10 小学校体育授業における表現運動の教材に関する研究
表現とリズムダンスを融合させた「表現性の持ったリズムダンス」に焦点を当てて
*清水 麻紀針谷 美智子近藤 智靖
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p. 295_1

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抄録

 現行の学習指導要領では、中学年を「表現」「リズムダンス」で、高学年を「表現」「フォークダンス」で内容を構成されている(文部科学省、2008)。中学年から高学年にかけての内容の繋がりから、「リズムにのること」を中心に行ってきた児童が高学年になり、「なりきる」こと課題とした際、表現運動特有の恥ずかしさという視点があるため、他者の目に映る自分を意識しやすく恥ずかしいという感情が生まれ(内山ら、2013)、「なりきること」ができず、児童のつまずきや戸惑いが発生する問題が考えられる。表現運動の特性について柳瀬(2014)は、「リズミカルな運動の連続による模倣・変身欲求の充足が楽しい運動」であり、「リズムにのること」と「なりきるということ」が、表現運動の「文化的な価値」であり、「中心的なおもしろさ」であると述べている。このことから本研究は、「リズムにのること」と「なりきるということ」を融合させた、リズムに乗りながら忍者になりきる教材「表現性の持ったリズムダンス」を提案し、その有効性を検討する。詳細の結果は、当日報告する。

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© 2016 一般社団法人 日本体育学会
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