日本体育学会大会予稿集
Online ISSN : 2424-1946
ISSN-L : 2424-1946
第68回(2017)
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シンポジウム1
すぐれた保健授業の実践を目指して(1)
岩田 英樹片岡 千恵丸山 洋生後藤 晃伸久保 元芳
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p. 47_1

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抄録

 今日の我が国では、社会の急激な変化や生活様式の変化を背景として様々な健康課題が顕在化しており、将来に向けてさらに深刻化していくことが予想される。児童生徒がこうした健康課題の解決を図っていくためには、生涯を通じて健康な生活を送ることのできる資質や能力を身に付けることが必要であり、そのためのすぐれた保健授業を着実に実践していくことが不可欠である。そうした中で平成29年3月に、小学校および中学校の次期学習指導要領が告示された。高等学校についても、平成29年度中の告示が予定されている。この中では、児童生徒に必要な資質・能力を育むためには、「何を学ぶか」という学習内容はもとより、その内容を「どのように学ぶか」が重視されており、その学びの質や深まりが求められている。本シンポジウムでは、丸山洋生先生(愛知県立鳴海高等学校)および後藤晃伸先生(愛知県教育委員会)からは、主体的・対話的で深い学びを実現する保健の授業実践について、また、久保元芳先生(宇都宮大学)からは、保健体育教師における保健授業の指導力を高める上での教員養成課程の保健科教育法での工夫についてそれぞれご報告をいただき、議論を深めたい。

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© 2017 一般社団法人 日本体育学会
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