日本体育学会大会予稿集
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第69回(2018)
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一般研究発表(03) 体育心理学
03心-24-ポ-18 ブータン王国サッカーコーチング環境の社会学的研究
グラスルーツ活動における育成年代選手の動機づけに着目して
*松山 博明中村 泰介
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p. 101_2

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抄録

 ヒマラヤに抱かれた王国ブータンは、南アジアの中国とインドの間に位置する人口約70万人、面積も九州の1.1倍ほどしかない小国である(青木ら、2010)。スポーツにおける国技は、弓技(ダツェ)である。国民は、週末になると仲間と集まって弓技(ダツェ)やブータン式ダーツ、石投げ(デゴ)などをたしなむことが多い(山本,2001)。しかし、最近、サッカーも2018年ロシアワールドカップ1次予選を突破したことで国民全体に非常に人気が出てきている。そこで、本研究では人気が高まったサッカーのグラスルーツ活動における育成年代のコーチング環境の実態を明らかにすることを目的とした。研究方法として、グラスルーツ活動に参加した育成年代選手を対象にサッカーの動機づけに関するアンケート調査を行った。その結果、育成年代全体(9~15歳)では、目標設定や練習回数に優位さが見られた。また、発育発達年代別に分析するとゴールデンエイジ(9~12歳)では優位差が見られなかった。ポストゴールデンエイジ(13~15歳)では、練習回数や時間に優位差が見られた。このことから、ブータンにおいても、男女の選手のサッカーに対する考え方が、年齢と共に少しずつ変化していると考えられる。

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