日本体育学会大会予稿集
Online ISSN : 2424-1946
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第69回(2018)
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一般研究発表(03) 体育心理学
03心-24-ポ-19 運動遊び場面において子どもはどのように主体的に取り組むようになるのか
*西村 拳弥豊田 則成
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p. 101_3

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抄録

 本研究の関心事は、運動遊び場面において子どもがどのように主体的に動くようになるのかについて質的に検討することにある。近年、幼児教育や学校教育の現場において運動遊びの指導に関心が持たれている。すなわち、これまで「経験豊富な運動遊びの指導者はどのような指導を行っているのか」という【指導者の視点】に立った研究が進められ、一定の成果が積み重ねられている。今後、運動遊び指導現場をより一層充実させるためには、「運動遊びの中で子どもの心がどのように変容しているのか」という【子どもの視点】にも立つ必要がある。この【子どもの視点】に立った研究を積み重ねることによって、運動遊び指導の現場に立つ指導者が子どもの心に対する理解力深めることができ、子どもが指導者に対してどのような関わりを求めているのかついて検討することができる。そこで、本研究では運動遊び場面において子どもが主体的に動くようになる際にどのような心理変容をしているのかを導き出すために、「運動遊び場面において子どもはどのように主体的に取り組むようになるのか」というリサーチクエスチョンを設定し、発展継承可能で有益な仮説的知見を導き出すことを目的とした。

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© 2018 一般社団法人 日本体育学会
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