日本体育学会大会予稿集
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第69回(2018)
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トップアスリートに対する測定データを活用したトレーニング
世界トップ女子レスリング選手の上肢パワーの特徴とトレーニング
仲 立貴
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p. 25

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抄録

 日本の女子レスリングは世界トップクラスの競技成績を誇り、2016年に開催されたリオデジャネイロオリンピックにおいては、6階級中4階級で金メダル、1階級で銀メダルを獲得し、2020年に行われる東京オリンピックでのさらなる活躍が期待されている。

 一方で、レスリング競技では、上肢のプル動作が競技パフォーマンスに影響を及ぼす重要な体力要素のひとつであることが示唆されているものの、これまでに上肢のプルパワーやパワー持久力の特性は十分に明らかになっていない。また、トップアスリートのトレーニングでは、フィールドで短時間に測定できる計測機器を活用することが求められている。

 本セミナーでは、Linear Position Transducer(LPT)を用いて、世界トップ女子レスリング選手の上肢パワーとパワー持久力を測定し、女子レスリング選手に必要な体力特性を把握したうえで、上肢プル動作パワー向上のトレーニング法に活用した実践事例を紹介する。

 

 協力:特定非営利活動法人日本トレーニング指導者協会

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