日本体育学会大会予稿集
Online ISSN : 2424-1946
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第69回(2018)
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一般研究発表(13) アダプテッド・スポーツ科学
13ア-24-口-06 野外活動施設における肢体不自由児の参加環境整備
*小島 匡治
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p. 283_3

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抄録

 スポーツ基本法(2011)や障害者差別解消法(2016)などを背景に、障害の有無を問わず、誰もがスポーツに親しめる環境整備と共生社会実現への取組が進められている。横浜ラポールでは、スポーツを通じたノーマライゼーション社会の実現に向けて、地域の関係機関・施設やスポーツ団体と積極的に連携し、障害児・者がより身近な地域でスポーツを楽しめるようにスポーツ環境整備に取り組んでいる。現在、市内の青少年野外活動施設(以下、施設)、ならびに横浜市総合リハビリテーションセンター(以下、横リハ)と連携して、施設に障害児の参加環境を作る取組を試みている。その結果、障害児とその家族に対して、あらたな余暇活動へチャレンジする機会が提供され、余暇生活を広げるきっかけづくりが支援できている。そこで、今回は、野外施設および横リハのセラピストと共同で取組んでいる、肢体不自由児を対象とした「親子キャンプ体験教室」について、これまでの実践結果を考察して今後に向けたポイントを報告する。

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