日本体育学会大会予稿集
Online ISSN : 2424-1946
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第69回(2018)
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一般研究発表(13) アダプテッド・スポーツ科学
13ア-24-口-09 片足大腿義足競技者に対するスプリント指導における特徴について
陸上競技指導者とパラ陸上競技指導者に着目して
*清水 哲大齊藤 まゆみ澤江 幸則
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p. 284_3

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抄録

 大腿義足の競技者に対して専門的な陸上競技の指導(以下、パラ陸上指導)ができる指導者が不足している。陸上競技指導者がその専門性をパラ陸上指導に活用し、パラ陸上指導が行えるようにするために陸上競技指導者とパラ陸上指導者間でみられる着眼点の共通点や差異を検討し、備えるべき視点を明らかにすることが本研究の目的である。対象は陸上競技指導者10名とし、義足競技者への指導経験の有無でパラ陸上競技群(有:2名)と陸上競技群(無:8名)に分類した。方法は、対象者が片足大腿義足競技者のスプリント動画を視聴し、走行に関する課題と改善について記述したものを質的分析した。その結果、両群で共通した点は上半身の後傾、義足の前接地であった。また、改善点として例えば上半身の後傾の場合、陸上競技群は動きを後傾しないように意識させること、パラ陸上競技群はソケットの確認や義足の接地位置を正しくすることであったことから、両群の記述内容に差が見られた。このことから義足の特性や性質を理解することで陸上競技指導者は義足の競技者への指導を行うことができるのではないかと考えられた。

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© 2018 一般社団法人 日本体育学会
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