日本体育学会大会予稿集
Online ISSN : 2424-1946
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第69回(2018)
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一般研究発表(13) アダプテッド・スポーツ科学
13ア-24-口-10 ブラインドマラソンの伴走者を対象としたソーシャルサポート
互恵性からみた現状と課題
*日野 未奈子金山 千広萩原 大河
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p. 285_1

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抄録

 【目的】ブラインドマラソンにおける伴走者を対象としたサポートは重要である。本研究は、ソーシャルサポート(以下SS)の観点から視覚障害者ランナーとの関係性向上に関する基礎資料を得ることを目的に、伴走者が知覚するSSの授受状態を明らかにすることとした。

 【方法】伴走者を対象に質問紙調査及び同内容のWEB調査を実施し、63名の回答を得た。SSは、自己価値が高まるような実践行動に対しての激励や賞賛の情緒的サポートと問題解決に必要な情報提供等の直接的な支援行動の手段的サポートの2要因で構成される。SSの対象者(視覚障害者ランナー、家族、ランニング仲間)について、それぞれ2要因8項目の授受状態を尋ねた(5点リカート尺度)。受領と提供状態別に平均値を算出し、SSの対象者別に関連要因を比較検討した。

 【結果】伴走者は、視覚障害者ランナーに対して、提供が高い傾向にあるが「勧誘」のみ受領が高い。家族に対しても同傾向にあるが、「理解」のみ受領が高い。ランニング仲間は「評価」を提供し、「指導」「勧誘」を受領していた。

 【結論】伴走者は家族に活動を理解され、視覚障害者ランナーやランニング仲間に練習を誘われている様子が示唆された。

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© 2018 一般社団法人 日本体育学会
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