日本体育学会大会予稿集
Online ISSN : 2424-1946
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第69回(2018)
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一般研究発表(13) アダプテッド・スポーツ科学
13ア-24-口-21 パラリンピックブランドの批判的検討
共生社会実現のためのパラリンピックとその在り方についての一考察
*秋本 成晴澤江 幸則
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p. 288_3

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抄録

 パラリンピックムーブメントの社会的影響力が日に日に増しているにもかかわらず、パラリンピックの現状への批判と、パラリンピックのこれからの具体的な方向性についての議論は、その量と質ともに国内外ともに十分なものであるとは言い難い。本研究の目的は、パラリンピックブランドの現状と課題を明らかにし、パラリンピックの向かうべき未来についての提言を行うことである。そのために、パラリンピックバリューやパラリンピックブランドについて記された論文や文献を哲学的・倫理学的・批判的に検討することを試みた。結論として、現在のパラリンピックは明らかに「Hyper-Visibility of Disability(障害の過度な誇張)」に陥っていることが判明した。これは国際パラリンピック委員会(IPC)がアスリートを極端なまでにロールモデルとして魅せようとした弊害である。この事実は、現在のパラリンピックの在り方が果たしてIPCの目指す共生社会実現へと向かうのかという疑問を投げかけることとなった。IPC が掲げる真の共生社会実現のためには、パラリンピックがオリンピックとの統合を目指すことも視野に入れる必要があるかもしれない。

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