主催: 一般社団法人 日本体育学会
会議名: 日本体育学会第69回大会
開催地: 徳島大学常三島キャンパス/あわぎんホール
開催日: 2018/08/24 - 2018/08/26
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近年、オリンピック競技会等の国際大会における女性アスリートの活躍は目覚しく、自国開催となる2020年オリンピック東京大会での活躍が期待され、強化が進められている。一方で、トップアスリートに対する競技引退後の支援は十分とは言えず、日々のトレーニングや国際大会等で培った貴重な経験や技術が競技現場に還元されていないという現状にある。トップアスリートが競技引退後に指導者として活躍することは、スポーツ界にとって有益だと思われるが、日本代表レベルのアスリートを指導する女性は極めて少ない。
本研究は、現在日本代表監督を務める4名の女性を対象として、女性トップアスリートが日本代表レベルで活躍する監督となるための必要条件について検討し、トップレベルの女性指導者育成に向けた基礎資料とすることを目的とした。対象者にインタビュー調査を実施し、競技引退から日本代表監督となるまでの過程における共通点を抽出し、分析を行った。