日本体育学会大会予稿集
Online ISSN : 2424-1946
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第69回(2018)
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シンポジウム
フレイル対策
久野 譜也
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p. 58_2

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抄録

 フレイルとは、加齢とともに筋力などの体力や認知機能などが低下し、生活機能障害・要介護、死亡などの危険性が高くなった状態のことを指し、適切な生活介入・支援により、生活機能全般の維持・向上が可能であると考えられている。日本では2014年5月に日本老年医学会により提唱された概念である。

 フレイルの要因は大きく、身体的、精神心理的、社会環境的要因の3つに分けられ、それぞれに適切な介入が求められている。しかし、フレイルの概念は比較的新しいこと、一般の医療専門職の認知度が低いこともあり、適切で効果的な介入が行われていないのが実情といえる。

 本ジンポジウムでは、フレイル対策について、その要因別(身体的、精神心理的、社会環境的要因)に検討・議論したいと考えている。

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© 2018 一般社団法人 日本体育学会
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