主催: 一般社団法人 日本体育学会
会議名: 日本体育学会第70回大会
開催地: 慶應義塾大学日吉キャンパス
開催日: 2019/09/10 - 2019/09/12
p. 251_2
本研究ではサッカーのシュートに影響を及ぼす状況的要因を統計的に明らかにすることを目的とした。標本は、2018FIFAワールドカップ予選リーグ全48試合におけるシュートに至った攻撃、計1063とした。先行研究からシュートに影響を及ぼすと考えられる状況的要因を抽出し、分析項目を設定した。それらの分析項目を用い、記述的ゲーム分析を行った。その後、ロジスティック回帰分析を行い、シュートに影響を及ぼす状況的要因を明らかにした。その結果、シュートに影響を及ぼす状況的要因は、「シュート者がボールを受けた場所からゴールまでの距離」、「シュートコース守備者の有無」、「セットプレー/オープンプレーの別」、「密着した守備者の有無」、「前方にいる守備者の数」の5要因であると考えられた。