日本静脈経腸栄養学会雑誌
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特集
栄養療法黎明期から日本静脈経腸栄養学会の発展期までの軌跡
大柳 治正
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キーワード: JSPENの軌跡, NST
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2019 年 34 巻 5 号 p. 289-296

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抄録

日本静脈経腸栄養学会(Japanese Society for Parenteral and Enteral Nutrition;以下、JSPENと略)の創設・発展期と学会の前身である各研究会の活動の軌跡を述べた。1970年に始まった完全静脈栄養研究会が経静脈栄養法の導入・発展を、1977年の成分栄養研究会を経て1982年に成立した経腸栄養研究会が経腸栄養法の確立・普及の道を開いた。1986年に両研究会を統合して成立したのが日本静脈経腸栄養研究会であり、1999年にこの研究会を引き継いだのがJSPENである。JSPENは静脈栄養法と経腸栄養法の代謝栄養学的特徴をより詳細に解明し、両臨床栄養法の適応と禁忌の基準を明確にした。これら学問的業績と並行して、JSPEN創設期・発展期の目標は安全な臨床栄養法の全国的な普及であった。その手段として、JSPENは日本独自の栄養サポートチーム(nutritional support team;以下、NSTと略)を考案し、会員の教育や認定制度の確立を行い、栄養療法に対する栄養療法管理加算獲得の環境整備に全力を尽くした。

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© 2019 日本静脈経腸栄養学会
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