J-STAGE トップ  >  資料トップ  > 書誌事項

Palliative Care Research
Vol. 12 (2017) No. 1 p. 101-107

記事言語:

http://doi.org/10.2512/jspm.12.101

原著

【目的】緩和ケア病棟(PCU)を併設している療養病棟における緩和ケアの意義や普及可能性を探求するため,その実態と課題を明らかにする.【方法】PCU併設の療養病棟24施設の病棟責任者に対して無記名自記式質問紙調査を行った.質問内容は,医療用麻薬(麻薬)管理,スタッフ体制,がん患者受け入れ,PCUとの連携,緩和ケアに対する困難感等とした.【結果】18施設(75%)から回答を得た.療養病棟で麻薬を使用可能14施設,麻薬をPCUと同様に使える10施設,緩和ケアか麻薬処方に詳しい医師の配置10施設,緩和ケア経験看護師の配置11施設であった.がん患者は全18施設で受け入れ,病状変化によるPCU転棟は17施設で実施していた.困難感は,人員配置不足,専門性・教育の不足,麻薬管理の問題等であった.【結論】調査対象の療養病棟では,いずれもがん患者の緩和ケアを実施していた.解決を要する課題の存在も明らかとなった.

Copyright © 2017日本緩和医療学会

記事ツール

この記事を共有