Palliative Care Research
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当施設における末梢挿入型中心静脈カテーテル留置症例の安全性の検討─がん患者と非がん患者の後ろ向き比較─
丸田 望丸田 豊明高橋 稔之和田 徹也
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12 巻 (2017) 1 号 p. 169-174

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抄録

【目的】末梢挿入型中心静脈カテーテル(peripherally inserted central venous catheter: PICC)留置症例をがん患者と非がん患者で比較し,安全性の検討を行った.【方法】PICCを留置した患者で留置目的・留置期間・合併症の有無などを後ろ向きに比較した.【結果】がん患者は88例,非がん患者は69例であった(以下,がん患者vs.非がん患者).留置目的は高カロリー輸液投与が45 vs. 51例,末梢静脈路確保困難が40 vs. 12例であった(p=0.0022).留置期間は15(6-39) vs. 21(12-40)日であった(p<0.0001).PICC留置に伴う合併症を認めたのは8 vs. 9例で有意差はなかったが,カテーテル関連血流感染は非がん患者で多かった(0.9 vs. 2.0件/1000カテーテル日,p=0.041).【考察】PICCによる合併症発生率はどちらも低く,PICCの安全性が示された.

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© 2017日本緩和医療学会
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