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Palliative Care Research
Vol. 12 (2017) No. 2 p. 526-529

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http://doi.org/10.2512/jspm.12.526

症例報告

【緒言】フェンタニル速効性製剤はがん疼痛管理において,突出痛発現時に使用される.【症例】33歳女性,右乳がん術後,多発脊椎転移,仙骨病的骨折に対して緩和照射が開始された.疼痛治療にはオキシコドン徐放錠およびオキシコドン散を使用していたが,突出痛発現にオキシコドン散を服用しても鎮痛されないため,より効果発現の早いフェンタニルクエン酸塩舌下錠を使用した.その結果,鎮痛効果が認められたが,下唇の痺れおよび味覚障害が出現した.さらに,下顎に疼痛が生じたため食事が困難となり,フェンタニルクエン酸バッカル錠に切り替えた.しかし,溶解した薬剤が口腔内に拡散すると,同様の症状が出現した.【結語】製剤変更後も症状は再現されたため,フェンタニルクエン酸塩または両剤に共通する成分が原因と考えられる.

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