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Palliative Care Research
Vol. 12 (2017) No. 3 p. 285-295

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http://doi.org/10.2512/jspm.12.285

原著

【目的】緩和ケア病棟(palliative care units: PCU)と療養病棟スタッフの意識調査を通して,療養病棟における緩和ケアについて検討した.【方法】両病棟の介護職を含むスタッフを対象に無記名自記式質問紙調査を行った.WHO緩和ケア定義の認知度を選択肢で尋ね,療養病棟における緩和ケア全般,PCUとの連携,利点・欠点,非がん緩和ケアへの考えを自由記述で問い,内容分析を行った.【結果】248名から回答を得た.定義を「知っている」割合は医療職69.1%/介護職26.0%,PCU経験者79.6%/非経験者39.3%であった.回答のカテゴリーは,よいことである,利点がある,必要である,課題がある,難しい要件がある,困難である等であり,ケアの難しさと知識・技術の課題,人員不足関連の問題の指摘を認めた.医療職・PCU経験者は緩和ケアの必要性とケア向上への課題の指摘が多かった.【結論】利点や必要性を認める意見と,多くの課題が明らかとなった.

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