【目的】小児神経疾患に関わる医師と看護師の緩和ケアに対する認知の程度は明らかではない.小児神経疾患に関わる医師と看護師の緩和ケアに対する認知の程度を調査した.【方法】小児神経科医15名と看護師92名を対象に質問紙調査を行い,量的検討を行った.【結果】107名中80名(75%)が回答した.言葉の認知は知っているが95%も,定義の認知は知らないが57%であった.定義の認知では,経験年数および人生会議参加において統計学的有意差を認めた(P<0.05).緩和ケアの対象および緩和ケアについての質問項目に対し「そう思う」の回答は,48%~79%であった.【結論】緩和ケアに対する言葉の認知と定義認知に乖離があり,緩和ケアの定義は知らないが多かった.適切な緩和ケアを行うためにも,小児神経疾患に関わる医師と看護師は緩和ケアの定義を含めた緩和ケアの認知を高める必要がある.