Palliative Care Research
Online ISSN : 1880-5302
ISSN-L : 1880-5302
原著
進行膵臓がん患者に対する看護師主導の早期からの専門的緩和ケアプログラムの実装
中野 真理子 林 直子
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電子付録

2026 年 21 巻 2 号 p. 115-123

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抄録

【目的】診断後8週間以内の進行膵臓がん患者に,早期から看護師主導の専門的緩和ケアプログラムを導入し,実装可能性の評価と介入効果を探索的に検討することを目的とした.【方法】プログラムの適切性や受容性などを看護師へのアンケート調査や,医師・看護師へのインタビュー調査で評価し,介入効果を患者のquality of life(QOL)変化や緩和ケアの質に関するアンケート調査で評価した.【結果】12人の患者にプログラムを実施し,看護師28人,医師2人が評価した.看護師の受容性の中央値は,1病棟において開始1カ月後に比較して開始9カ月後で低下した.患者のQOL(Functional Assessment of Cancer Therapy–General: FACT-G)の中央値は,プログラム開始時(62点)と比較して1カ月後(71.05点)に数値が上昇し,3カ月後(65点)に低下した.プログラム終了時のアンケート結果では,患者の満足度は高く負担感は少なかった.【結論】プログラムの継続性や対象の拡大が今後の課題である.

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© 2026 日本緩和医療学会

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